【S1剣盾ダブル】【最終21位】アーマーガアドリュウズ+特殊ドラパルト
S1お疲れさまでした
結果は最終21位で構築の完成度からいくとよい結果かなと思います。
【構築経緯】
今シーズンはうそなき+ドラパルトのギミックを中心に構築を組んでいました。
うそなき役としてはいたずらごころのオーロンゲかエルフーンから選択するのですが、どちらを選択してもフェアリータイプが重いため、裏選出のアーマーガア+ドリュウズの対フェアリー最強選出(+これらに強い炎タイプや電気タイプはドラパルトに弱い)の二択を迫る形で構築を組み、一時期は下のもので二位まで上げました。
シーズン途中からトゲキッス+ドリュウズ+ドラパルトの単体性能が高く相性の良い3体に加えて、ミラーでドリュウズに対して強いギャラドス、相手のウォッシュロトムに強いカットロトムを入れた形の構築が増え、この構築ではなかなか勝てなくなり変更を余儀なくされました。
しばらく回していた中で感じていたことはアーマーガアの追い風がそこまで強くないということでした。
もちろん追い風は強い技ではあるのですが、初手からおいかぜをはるにしても、このポケモンは素早さが低いため横のポケモンが打ったターンに追い風によるS上昇を受けられません。また優秀な耐性があるため、初手から追い風をして無理にダメージを受けるよりもサイクルをして相手を詰ませる方が優秀だと考えました
そこで追い風と守るを抜いて挑発とはねやすめにかえて試していたところ、こんどはS操作ができなくて負けるということが多発してしまいました。オーロンゲは電磁波を打つことができるもののあてることのできるタイプも限られており無効タイプを並べられることでうまく対処されることも多く、後発からおいかぜをしてくる相手に対処しきれないこともありました。そこでS操作枠としてエルフーンを採用し相手の追い風に対応できるようにしました。エルフーンはうそなき要因としても利用できることからパーティーの枠を無理なく使うことができます。
残りの二枠として相手のドリュウズに対して比較的安定して引き先となるギャラドス、もう一体はアーマーガアやトゲキッスに強いヒートロトムを採用していました。しかしバークアウトウインディ+ダイマックストゲキッスの並びに対してはそれほど強くないことが判明したため、バークアウトによってダイマックスターンをしのぐことが可能なウインディをこの枠に採用しました。アーマーガアに対して少し弱くなってしまいますが、Sに振った挑発アーマーガアによってある程度対処可能だったので十分戦えると判断して6体決まりました。
【構築詳細】
ドラパルト
特性:クリアボディ
性格:おくびょう
持ち物:いのちのたま
努力値:4-0-0-252-0-252
実数値:164-*-95-152-95-213
技構成 りゅうせいぐん/シャドーボール/かえんほうしゃ/まもる
一匹目のダイマックスエースです。特殊型は火力自体は控えめなものの鬼火による火力ダウンを気にする必要がなく、またうそなきを重ねることによって十分な火力を出すことが可能です。持ち物はダイマックスしたときに火力が出せるようにいのちのたまをもたせています。ダイマックスしなくても流星群が結構火力を出すことができるため後発においてスイーパーの役割を担うこともできます。努力値はミラーが多発することもあり最速にしました。
特性:いたずらごころ
性格:おくびょう
持ち物:きあいのたすき
努力値:0-0-4-252-0-252
実数値:135-*-106-129-95-184
技構成 ムーンフォース/おいかぜ/うそなき/まもる
S操作兼追い風枠。6世代をやってた人なら良くわかると思いますが、優先度+1追い風というのは相手のほうが素早さが高くてもS操作ができるので、1ターンずらして追い風を安全に張ることができ、立ち回りの幅が広がる上に追い風ターンを相手より1ターン長く利用することができる(素早さが高いポケモンを用いている場合一ターン目は追い風を張らなくても先制ができるため)のが非常に強力です。攻撃技としてはムーンフォースを選択。技の威力が高いうえにドラパルトを大きく削れる技としてエナジーボールより優秀です。まもるはねこだまし+攻撃で初手からエルフーンを落としにくる相手が多かったため入れました。ダイマックスはしません。
特性:かたやぶり
性格:ようき
持ち物:とつげきチョッキ
努力値:4-60-196-0-36-212
実数値:186-163-105-*-90-148
技構成 じしん/10まんばりき/アイアンヘッド/つのドリル
HB:陽気A252振りドラパルトのダイホロウ確定耐え
HC:C167までのウォッシュロトムのハイドロポンプ確定耐え
S:最速ギャラドス+2
自慢のBSドリュウズです。トゲキッスドラパルトの初手に出したとき、ダイマックスすることによってダイホロウ→ダイスチル→ダイホロウ→ダイアタック(かたやぶりによりドラパルトのSを下げることが可能)→ダイスチルと動くことによって3回動きつつ相手のダイマックスターンをしのぐことが可能です。
ダイアタック後にドラパルトを抜きたいために陽気。少しでも火力を上げたいことと、ミラーで引きさきを確保しており突っ張る必要性が低いことから最速をあきらめてほかに努力値を回しています。持ち物にとつげきチョッキをもたせることで物理特殊方面どちらも相手の攻撃を受けつつ安定して行動することが可能で、最低限サイクルを回すこともできます。つのドリルはダイマックスした後、威嚇や鬼火で役に立たくなっているが耐久だけめちゃくちゃ高いドリュウズを生かせる技として強いです。
アーマーガア
特性:ミラーアーマー
性格:わんぱく
持ち物:バンジのみ
努力値:252-52-36-0-4-164
実数値:205-114-143-*-106-108
技構成 ブレイブバード/アイアンヘッド/はねやすめ/ちょうはつ
A:H4振りドラパルトをブレイブバードで確定二発
HB:16n、陽気A252振りドラパルトの手助けダイホロウ確定耐え
S:追い風時最速ドラパルト抜き+1
攻撃耐久素早さともにドラパルトを強く意識したアーマーガア。トゲキッスとアーマーガアに先制挑発を打つためにできるだけSを振りました。次使うときはもっとS振ると思います(ミラー意識)。はねやすめ+ちょうはつの組み合わせは耐久で詰ましてくるようなポケモンにめっぽう強く、このポケモンの存在だけで選出段階で大幅に有利がつく構築も多かったです。挑発を構えておく必要性からほとんどダイマックスはしません。
特性:いかく
性格:いじっぱり
持ち物:ラムのみ
努力値:140-116-36-0-4-212
実数値:188-176-104-*-121-128
A:11n
HB:陽気A252振りドラパルトのダイホロウ確定耐え
S:準速ウオノラゴン抜き
ドリュウズからの引き先として優秀なポケモンです。技構成としてはメインウェポンの滝登り、トリトドンへの打点となるパワーウィップに加えてかみくだくとしました。この枠は最初はりゅうのまいだったのですが、ドラパルトへの打点がなくて負けることが多く、またクッションとして用いることがほとんどでダイマックスする機会がなく飛び跳ねるは打ちにくいとかんがえたためです。ドリュウズとの縦の相性はいいのですが鬼火の一環だけは気になったためラムのみを持たせています。
特性:いかく
性格:おくびょう
持ち物:オボンのみ
努力値:204-0-20-60-4-220
実数値:191-*-103-128-101-157
技構成 かえんほうしゃ/バークアウト/おにび/まもる
H:16n-1
HB:陽気A252振りドラパルトのダイホロウ確定耐え
S:最速90族抜き
最後に構築に入ったポケモン。エルフーンと同時に構築に入ることによりふくろだたきコンボをにおわすことができるため、オーロンゲやトゲキッスなどのコンボを阻害できるポケモンの選出を誘導することができます。トゲキッスがダイマックスしてきそうだと思えば初手に投げていきます。技構成はよくあるサポートウインディで特にいうことはないです。ダイマックスはほとんどしません。
【最後に】
構築全体としてトゲキッス+ドラパルトを強く意識した構成になっていますが、ドラパルトが特殊だったりトゲキッスがダイマックスしてきたりするとすぐに崩れてしまうのが少し微妙なところでした。またバンギラスがかなりきつく、ミロカロスやウォーグルなどの負けん気勝気持ちには苦しい試合もおおかったです。とはいえ高種族値で固めつつ素早さ操作に依存しすぎない構築が自分好みで結構勝てたので良かったと思います。